高杯というのは仏前に食べ物や茶湯を捧げる飲食供養具のひとつで、その脚の高さは仏様を敬う心を表していると言われています。
なお、正式の高坏の皿は角高形ですが、現在は略式の円形のものが一般的に使われています。
また、家紋を入れた高坏を使う場合家紋が手前になるように置くのがマナーです。
一方で、仏具の種類のひとつである高坏は必須の存在ではありません。
ただ、使用頻度が高いため、手元供養などを選択した場合についてもできれば揃えておくのが良いでしょう。
その際には使い勝手の良い大きさで仏壇に映えるデザインや色の高坏を選ぶのがおすすめです。
近年では家具調の仏壇に合うクリスタル性や手入れしやすいプラスチック製のものもあるので、好きなものを選んで問題ありません。
