一般的に日本では、四十九日に遺骨を納骨します。
しかし最近では、手元供養にする遺族も増えています。
これでは成仏できないのではないかと心配になる人もいますが、そんなことはありません。
日本仏教では、故人の霊魂は命日から7日ごとに閻魔大王など十王から裁きを受けます。
そして四十九日目に最終的な裁きが下され、次の転生先が決まるのです。
納骨とは関係ありません。
さらに浄土真宗では、死の直後に成仏します。
阿弥陀如来におすがりして南無阿弥陀仏と唱えていれば、死の直後に極楽往生となります。
つまり納骨しなくても成仏できなかったり、故人の霊魂が現世にさまよい続けることはないのです。
したがって手元供養で心配する必要はないといえます。
