近年家族が亡くなったときにお墓を作らず、海などに散骨するケースが増えてきています。
散骨は故人を大自然の中や好きだった場所に帰してあげることができるということから、この方法を選ぶ遺族が多いようです。
また散骨はお墓と違って後に残らないため、その後の管理がいりません。
しかし散骨してしまえば亡くなった人を身近に感じるものがなくなってしまうわけですから、喪失感が一層強まることもあります。
お勧めなのは全て散骨してしまうのではなく、遺骨の一部を残しておきそれを手元供養するという方法です。
これならば故人との思い出を懐かしみたいとき、話しかけたいときにいつでも側にいてくれるように感じます。
手元供養は小さな骨壺に入れて部屋に置いたり、アクセサリーに加工するなどいろいろですが、どれにしても故人が近くに感じられるという点で同じなのです。